初めまして言語聴覚士のシマゴリラと言います。

今日は子どもさんの臨床で一番多い言葉の遅れの相談について書かせてもらいます。

ただ、考え方は言語聴覚士によって結構違いますし、臨床で見るポイントは非常に沢山あるので本日はさわりの部分を書きます。あくまで、私個人の意見と捉えて頂ければと思います。

まず言葉の遅れの相談があった場合、カルテや保健師さんの情報より、基礎情報として年齢や性別から始まり、出生時体重や周産期の異常がないかなどを確認します。

今回は出生時に問題なく、単純に言葉が遅れている子どもさんについて進めて行きます。

そもそも言葉が遅れているってどういうことでしょう。

私の所にくる子どもさんはだいたい、健診で指摘された。兄弟や友だちとと比べて遅い、

保育士の先生からの声掛けなどでしょうか。一番多い年齢は2歳~3歳代かなと思います。

そんなお子様が来た時、養育者に簡単な問診をし、

私は最初に国リハ式S-S法という検査を行います。

これもしっかりとマニュアル通りにするのではなく、問診からある程度あたりをつけて抜粋してやってみます。(真面目な言語聴覚士さんには怒られそうですが)ただ所見のおじさんセラピストに対峙するこどもさんの集中力を加味しこの方法にたどりついています。

あとは遠城寺式乳幼児発達検査表を参考に、状況を確認します。この検査の本来の方法は養育者が記録する方法なのですが、これも時間と正確性を考慮して私の方である程度あたりをつけた年齢項目を実際にやってもらいます。

ここまでで大体15~20分程度。

子どもさんの集中力は限界でしょう。

この時間の中で、子どもさんの言葉の状況や全体的な発達、視線や動きなどの状況を見ながら、この子はこの後に

精査やリハビリが必要なのだろうか。

それとも間隔を空けての再評価とするのか、全く問題がないのか考えていきます。

そもそも、私の時点に来た時点で養育者は遅れについて、なんらかしらの疑問や不安を抱えてきていますし、その状況です。なので私としてはこの遅れをどう考えるのかをアドバイスさせて頂きます。

明らかに実際の発達と実年齢が大幅にかけ離れている場合。

現時点でこれぐらい遅れているのでリハビリをやっていきましょう。または詳細な検査をしましょうという形で声掛けさせてもらいます。

問診で養育者が子どもさんの遅れをどう捉えているかでも声掛けは変わっていきますが、

表出面の言葉の遅れがあるものの、理解面が良好であるや、他の運動発達面が良好がある場合、程度によりますが、多くは経過を見て再評価とさせて頂くことが多いです。

正直なところ、言葉の表出はかなり個人差があります。

おうちでの声掛けの方法や関りかたや、どういう変化を見ていくかなどをアドバイスします。

多くは表出面の状況から私の所へ相談にこられますが、私としては言語理解や状況理解がどの程度進んでいるのかが重要と考えています。

手遅れになる前に早く介入していくという考えもありますが、私は手遅れにはならないように。ただリハビリ介入は慎重に見ていきます。

理解が良いお子さんは表出がゆっくりでも追いついていくことが多いと思います。

お父さんお母さんには周りのこどもよりうちの子どもは喋らないと悲観するよりも、理解はどれくらい出来ているのかな?と注意して見て行きながらも、周りと比較するよりも、少々遅くても、その子のペースで成長できればと思います。